11月7日日曜日。
和泉市久保惣記念美術館さんで「超茶会」を開催しました!
超茶会とは、お作法云々は抜きにして、美術作品を見て語ってお茶を飲むという、煎茶会の本質だけを抽出したお茶会です。
大画面で美術作品をご覧いただき、河田館長と私とでお話しさせて頂きました。
今回のテーマは大和絵。それも源氏絵を中心に。
久保惣美術館さんには、桃山時代の土佐光吉による「源氏物語手鑑」(重要文化財)が所蔵されており、今回はその中でも『蓬生(よもぎう)』というシーンを楽しみました。
『源氏物語』「蓬生」。
源氏に忘れられてしまった女性・末摘花。
本当は別の女性のところへ行こうと思っていた源氏でしたが、藤の花の香りに誘われて、末摘花を思い出し、彼女の家に忍び込みます。
月の光が仄かにさす雨の夜。荒れ果てた彼女の家に蓬をかき分け入っていく。。。
そんなお話を河田館長と一緒にさせていただきながら、みなさんとお茶もいただきました。
お運びいただきありがとうございました。