一茶庵・煎茶・文会

自分で楽しみ、自分を愉しむ「自娯」の世界

オンライン濁風茶会

令和3年5月9日

久々の開催です。ちょうど1年前のGW、

引き篭もるしかなかった緊急事態宣言中に、何かできることはないかと思ってはじめたオンライン茶会。

それから1年いろいろやってみて、より見やすい・より聞きやすい・より参加しやすい会へと変貌できていればと思っています。

今回は10点ほどの掛け軸を、配信元の一茶庵では順々に床の間に掛け替えて、オンラインでは順々に大きく画面共有させていただきながら、お馴染みの愉快な先生方、

関大名誉教授・中谷伸生先生阪大教授・橋爪節也先生大阪工大教授・松浦清先生大阪商大教授・明尾圭造先生と、

一茶庵宗家・佃一輝で、

そしてもちろん、オンラインでご参加の皆様と、大いに、好き勝手に、面白おかしく語り合う会となりました。

今回は、与謝蕪村や中林竹洞といった江戸時代の文人たちの絵から、北野恒富や菅楯彦といった近代の風俗画まで、洒脱な楽しい作品が集まりました。

オンラインご参加の皆様もかなり慣れてこられていて、様々な面白いご意見を頂戴しました、

「この人物画の足が素敵!」「こんな絵は絶対に買いたくありません、御免被ります」「下手で拙い描写が逆に好きです」

「はじめは何これ⁉︎と思って見てましたけど、お話を伺ううちに名作だと分かってきました!」等々。

いつも通り、先生方のお話は抱腹絶倒。絵画を読み解くために、タンジェント計算まで飛び出しました!

そのお話の一部は追々、YouTubeチャンネルにあげられればと思っています。

絵画作品を、見て語ってお茶を飲んで。本当に贅沢な3時間半でした!

今回も現場からの配信と、ちょくちょくお話に絡んでいく役目を一茶庵宗家嫡承・佃梓央が勤めさせていただきました。また現場での掛け軸の掛け替え等を、藤田美術館の國井学芸員にしていただきました。