令和2年 7月4日 一茶庵
清風茶会『とりあえず船場派』に続いて開催。
連衆:口八丁法蓮斎
摂津爺羽雀塗荘
水車谷山人乱坊
蟲邨亭摂派
捌き手:景董山無禄
船場派の面々も、夜の飲食を伴う接待はミナミ道頓堀へ。
この頃(天保から明治)、道頓堀には芝居茶屋が二百軒を超え、中にはカゲマ茶屋も。
芳園・完瑛のご贔屓は「近安」。そんな時代の花街の雰囲気を洒落た絵画と豊富な風俗資料を元に極めて真面目に考察した学究的茶会。
今、パリと渋谷で流行りの日本茶を、お酒で抽出する一茶庵伝統の酒茶で、濃厚接触ギリギリの危うい茶会。完瑛の美女図の賛をどう読むか、四苦八苦する連衆。参加者の女性学者(新稲法子先生)から、出典のご指摘。オンラインならではのバトルです。
最後は、島成園の人形遣いの美女図に、お定まりのグリコアートが登場。濁風が纏わりつきました。