7月23日(祝)
夏の玄談会は毎年開催される一茶庵宗家伝統の煎茶茶事(文会)のひとつです。
夏らしく近現代の作品を使って楽しむ文会としては軽いタイプの催しです。テーマを絞って題名をつけて行うユニークなもの。
昨年はベルイマン風に『鏡の中にある如く』。
今年はドストエフスキーとニーチェを合わせた実存的世界を揚州八怪の巨匠たちの名作で考察する『大審問官かく語りき』。
実は、この秋、揚州八怪展を大阪市立美術館で開催予定でしたが、コロナで来秋に延期。そこで急遽、玄談会で先に揚州八怪を取り上げることになりました。
毎年大勢の参加者で三密状態。コロナ禍の今夏はオンラインと少人数限定のリアルの2つに分けて開きました。
オンラインならではの試みとして、
茶葉とお菓子と料理を、ご参加の皆様のお宅に配送させていただき、離れていながらもお茶、お菓子、料理をご一緒しました。
お料理は京都「三友居」の今回のための煎茶料理をお送りしました。温めていただくだけでご自宅で煎茶料理を楽しんでいただきました。
茶会は、6人の連衆と宗匠とのバトルに参加者が意見を述べ合う2時間。8月30日には同じ題名の後半を開催します。
亭主 佃一輝(一茶庵宗家)
連衆 大木康先生(東京大学教授)
弓野隆之先生(大阪市立美術館学芸課長代理)
森橋なつみ先生(大阪市立美術館学芸員)
中谷伸生先生(関西大学名誉教授)
橋爪節也先生(大阪大学教授)
松浦清先生(大阪工業大学教授)
配信 小嶋慶典
西牟田梢
佃梓央(一茶庵宗家嫡承)